今は昔
このブログ”日本史探求”をはじめてもうすぐ6年が経つ。今や昔だ。
私は日本史好き、というより日本史だけが理解できる学問であって、それ以外のことになると甚だ凡庸である。何を勉強しても身が入らず中途半端で終わってしまう。でも日本史は違う。本能的に興味を持っている学問なのか日本史の話や文章を目にするとワクワクする。
今や昔と言えば、歴史能力検定の日本史2級に合格したのも6年前の話だ。この時は本当にうれしかった。今まで運転免許証以外の資格はほとんど保有したことがなかったのに、2級の、しかも日本史の2級を取得したのだ。
あの時、私は検定に引き続いて日本史の学問を本格的に探求すべきであった。しかし意志の弱い性格なのか実務に活かせないなどと思い、興味のない学問をはじめてしまい今に至る。おかげで今は虚しい気持ちで一杯だ。勉強を続けていればよかった・・・。
相沢忠洋という人がいた。岩宿の発見で有名な方である。夜学の小学校が最終学歴である彼は、行商をしながら遺跡の発掘を続け、ついに岩宿の発見をする。
「考古学がやりたいから、納豆の行商をしているのだ。サラリーマンでは、時間に拘束され遺跡の踏査が自由に出来ない。目的の手段として行商をしている」
彼はそういって志を捨てなかった。この言葉はまさに言霊であるが、実際の生活は苦しかったであろう。でも好きな学問に全身全霊を傾けた彼を天は見捨てなかったのだ。志のある者の頭上には眩いばかりの運気が輝いている。相沢忠洋の生きざまは私にそれを教えてくれているようだ。
相沢氏のように、私も志をもって生きてみたい。彼と私を比べるのは大変におこがましいことかもしれないが、運命が許してくれるのならば歴史を学び、その知識を活かし、幾つかの発見をしてみたい。
三十路も半ばを過ぎた私だが、今はこのようなことを思って日々を生きている。今や昔、されど昔は今につながっている、そう信じたい。
参考HP 相澤忠洋記念館


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