坂の上の雲
以前から司馬遼太郎氏の著書についてあれこれ述べてきた私だが、実は氏の代表作と言うべき「坂の上の雲」を読んだことがない。司馬氏の作品については「街道をゆく」や「この国のかたち」と言った紀行物を好んで読んでいたので、小説の形式をとる作品を一読する機会がなかったのだ。一読と言っても全八巻もある作品なので、遅読である私にとっては、かなりの時間を要するであろうが、内容が得意の歴史なので、抵抗なく読み進められると思う。
ここで坂の上の雲の内容について少し触れておこう。
「坂の上の雲」は明治期の軍人秋山好古、秋山真之の兄弟と、正岡子規の3人を主人公に、松山出身の彼らが明治という近代日本の勃興期をいかに生きたかを描く青春群像小説であり、前半は、師範学校を経て陸軍士官学校に学びフランス留学を経て日本騎兵を一からつくりあげてゆく好古や、松山中学から共に東京へ行く、受験勉強で一時在籍した共立学校を経て大学予備門の時代、そこから一方は帝国大学文学部へ、一方は海軍兵学校へと異なった道へ進む子規、真之の姿が中心となって描かれている。
この時点での重要なモチーフの一つは、羸弱な基盤しか持たない近代国家としての日本を支えるために、青年たちが自己と国家を同一視し、自ら国家の一分野を担う気概を持って各々の学問や専門的事象に取り組む明治期特有の人間像であり、好古における騎兵、真之における海軍戦術の研究、子規における短詩型文学と近代日本語による散文の改革運動などが、それぞれこうした状況の代表的事例として丁寧に描いている作品。
※Wikipediaより
現在、第1巻の200頁目ぐらいまで読み進めたのだが、明治維新により諸外国から文明を取り入れ近代化を目指す日本において、階級身分に束縛されない学問を極めることにより立身出世を試みようとする真之と子規の姿には尊敬と共感の念を抱く。そして勉学を進めてゆく二人が自ら進むべき道を模索しつつも己の能力を信じ、また時には卑屈になる人間性にも面白さを感じる。
まだ途中までしか読んでいないが、坂の上の雲は明治日本とその時代を生きた若者をリンクさせた素晴らしい作品だと感じ取ることが出来る。これから先を読み進めてゆくのが楽しみだ。
最後に、この坂の上の雲を読まれた方がどれだけいらっしゃるのかをアンケートにより確認したいので、差し支えなければご協力願います。
秋山真之(上)と正岡子規(下)。近代国家として生まれたばかりの日本と共に人生を歩んだ偉大なる先人。
| 固定リンク


















コメント
『北朝鮮と台湾の関係』 核廃棄物
核開発などで何かと話題に上る北朝鮮と台湾の以外な関係をまとめてみましたので
ご参考まで。
http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2004/00241/contents/500.htm
http://72.14.203.104/search?q=cache:Dgo-61n9W8sJ:nippon.zaidan.info/seikabutsu/2004/00241/contents/500.htm+%E6%A0%B8%E5%BB%83%E6%A3%84%E7%89%A9%E3%80%80%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E3%80%80%E6%9D%8E%E7%99%BB%E8%BC%9D&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=2
日本財団 図書館
1997/06/10 世界週報
必ずしも足並みがそろわぬ米側の対応
加えて、四月一二日、李登輝総統は、イギリスの賓客との会見の中で、
北朝鮮問題とそれに関する台湾の対応策に言及したといわれる。
だが、かねてから話題となっていた台湾の核廃棄物を北朝鮮で処理する問題については、
既述のギングリッチ米下院議長ですら李登輝総統との会見で抑制を促したもようである。
http://ritouki-aichi.sblo.jp/article/31540733.html?reload=2009-08-27T15:15:16
愛知李登輝友の会ブログ
2009年08月23日
のコメント欄をご覧ください
投稿: おなか一杯 | 2009/09/17 11:35