不安を感じる選挙結果
先頃おこなわれた衆議院議員選挙の結果は、皮肉にも現在の国民が持つ政治認識を反映したような結果に終わりました。
かつての日本は「護送船団方式」と言われたように、経済成長が政府主導によりおこなわれ、社会主義に近い国家建設を推進していました。しかし、現在の政権下では「改革」の名により弱者に対する恩恵が切り捨てられ、1億総中流と言われた20年前に比べて貧富の格差が明確になり、世の中が何とも言えない閉塞感で充満していますす。
イギリスやフランスのような民主主義の根付いた国家であれば、こうした世情を打開するため、バランス感覚に富む民衆がレジームチェンジ(政権交代)を選択し、権力行き過ぎを抑制するものです。しかし日本のように民衆が自らの手で民主化を成し遂げたことがない国では、それを抑制する認識が極めて希薄であるため、逆に権力に迎合してその行き過ぎを助長してしまうのです。そう、今の日本には真の民主主義はまだ根付いていないのです。
今回の選挙により示された愚かな民衆たちの選択は、狷介固陋な宰相と創価学会を後ろ盾とする公明党の暴走を許したものと言えます。皮肉ですが、自民党の選挙ポスターには「改革を止めるな」とありますが、「『暴走』を止めるな」と見えてなりません。
小泉+公明党による構造改革は、江戸時代の寛政・天保の改革と一緒で、民衆を枯渇させる事で「改革」を推し進める愚かな政治なのです。この深刻な状況に民衆が気づき、蜂起しなければ、暴走は更に続きます。
政治は民衆のレベルを反映する、まさにその言葉どおりの結果に終わった今回の衆議院選挙でした。
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民主党の岡田代表は有権者を成熟した大人と見ていたので、政策論争に打って出たが、喜劇を楽しむ有権者にはつまらない三流役者に映ってしまった。岡田代表が訴えた年金の問題や消費税による財源の確保の論争は、将来日本で大きな議論に発展するに違いない。
「賛成か反対か」の視点で投票行動おこなった有権者たちは、いずれ岡田代表が訴えていたことを、逃れられない痛みをともなって肌身で感じることだろう。
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コメント
こんにちはTBさせていただきました。
私は逆に民主党が市民の味方だと国民を騙しきれなかったのが敗因だと思います。
特にネットで知識を得ていた若者が、民主党にだけは勝たせるな!!と投票所に向かったのが大きいと思います。
ただし、小泉が善人である保障はどこにもないので、ちゃんとした監視は必要であろうと思います。
所詮は狐と狸の化かしあいでたまたま、狐が勝っただけですから。
投稿: ふうてんの猫 | 2005/09/13 21:11
ふうてんの猫さん、こんにちは。
私は生来判官贔屓、そしてあまのじゃくなんです。世の中が右と言えば左を向き、左と言えば右を向く、そこに思想は存在しません。まさに「平成の無責任男」です。
私自身も賢くない有権者の一人です。そのため自民や民主よりも、キヨミに投票した方がネタとして面白いと思ったので社民党に一票入れておきました。そしてキヨミが当選したことが、私的に今回の選挙の唯一の救いです。
しかし日本の有権者も、ネットの出所不明の煽り情報に踊らされて、投票行動を決めてしまうとは韓国の若年層と同レベルって事ですね・・・。情けないT_T
拙い言い訳でしたが、ご容赦のほどをm(_ _)m
投稿: Misaki | 2005/09/13 21:24
TBありがとうございます。
完全に目先の「言葉」にだまされていますよね。
しかもその「言葉」に内容がないことに気付いていない・・・。
悲しいことです。
投稿: ryi | 2005/09/13 22:46
ryiさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。そして勝手にTBしてしまいましたがご容赦のほどをm(_ _)m
ところで日本の有権者ですが、小泉が想定したとおり、悪と善での対立軸でしか判断が出来ない単純なバカなんですよね。
しかもおっしゃるように目先の「言葉」にまんまと騙されてるし・・・。有権者のレベルを西欧クラスまで上げないと、この国に本当に滅んでしまいますよ。
投稿: Misaki | 2005/09/13 22:54